小児腫瘍委員会

(五十音順)
委員長 理事 藤 浩 国立成育医療研究センター
委員 伊井 憲子 日本赤十字社 伊勢赤十字病院
淡河 恵津世 久留米大学病院
橋本 孝之 北海道大学

活動状況報告

  • 1. AYAの放射線治療を考える会(AYAROWG)でAYA世代に放射線治療を受けた患者さんへのアンケート調査を実施中。
  • 2. 特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ(JCCG)が実施および計画している臨床研究に対してJCCG放射線療法委員会として参画している。主な試験は下記の通り。
     1. 神経芽腫;下記試験が現在症例登録終了、次期試験検討中。
      1. 高リスク神経芽腫に対する化学療法の追加及び予後不良群に対する KIR リガンド不一致 同種臍帯血移植による層別化治療の多施設共同前向き臨床試験(JN-H20)
     2. 横紋筋肉腫;下記4試験が現在症例登録中もしくは登録終了、次期試験検討中
      1. 横紋筋肉腫低リスクA群患者に対するVAC1.2(ビンクリスチン、アクチノマイシンD、シクロホスファミド1.2 g/m2 )/ VA療法の有効性及び安全性の評価 第II相臨床試験(JRSG-LRA)
      2. 横紋筋肉腫低リスクB群患者に対するVAC1.2/VI療法の有効性および安全性の評価第II相臨床試験(JRSG-LRB)
      3. 横紋筋肉腫中間リスク群患者に対するVAC2.2/VI療法の有効性及び安全性の評価第II相臨床試験 (JRSG-IR)
      4. 横紋筋肉腫高リスク群患者に対するVI/VPC/IE/VAC療法の有効性及び安全性の評価第II相臨床試験(JRSG-HR)
     3. ユーイング肉腫;下記試験が現在症例登録中
      1. 限局性ユーイング肉腫ファミリー腫瘍に対するG-CSF併用治療期間短縮VDC-IE療法を用いた集学的治療の第Ⅱ相臨床試験(JESS14)
     4. 脳腫瘍;下記3試験が現在症例登録中
      1. 小児髄芽腫に対し新規リスク分類を導入したチオテパ/メルファラン大量化学療法併用放射線減量治療の有効性と安全性を検討する第II相試験(MB19)
      2. 非定型奇形腫様ラブドイド腫瘍に対して強化髄注短期決戦型化学療法とチオテパ/メルファラン大量化学療法後に遅延放射線治療を行う集学的治療レジメンの安全性と有効性を検討する第II相試験(AT20)
      3. 初発中枢神経原発胚細胞腫瘍に対する化学療法併用放射線治療 に関するランダム化比較試験(GCT2021)
     5. 腎芽腫;下記1試験が本年から症例登録開始
     1. 小児腎悪性腫瘍の治療法開発に必要な新規バイオマーカー・病理所見・画像所見を同定するための国際的前向き観察研究(UMBRELLA-J)

2023年6月7日更新